糾弾は「特定の罪に関して問いただして非難をすること」。
何らかの罪に関して本当なのかどうかを明らかにしたり、その罪について責めたりする際に使う言葉と言えるでしょう。
弾劾は「特定の罪や不正などに関して調べたうえで責任を問うこと」。
糾弾と同じような意味を含んでいますけど、責任を問う際に使う言葉と言えるのです。
「糾弾」の意味
糾弾とは、特定の罪に関して問いただして非難をすることです。
何らかの罪を疑われている人に対して、その罪が本当にあるのかどうかを調べていき、その結果として非難をするという意味の言葉になります。
罪があるかどうかについては不明と言えるケースもありますけど、その場合でも疑いが生じた点において非難を受けるという状況になることもあります。
「弾劾」の意味
弾劾とは、特定の罪や不正などに関して調べたうえで責任を問うことです。
罪や不正が存在するのかを調べることをしながら、本人にその罪や不正に関しての責任を問う状況を指しており、罪や不正がなかったとしても、そういった疑惑や騒動を起こした責任を問う場合もあります。
糾弾と割と似ている意味を持っていると言えるでしょう。
「糾弾」と「弾劾」の用法や用例
「あるスポーツ選手にドーピングの疑惑が生じている。
この疑惑が本当なのか世間はスポーツ選手に注目しているし、中にはすでに非難をしている人たちもいるみたいだ。」
「今回の不正に関しては、どうしてそんな状況になってしまったのか、関係者らに対して弾劾をする必要がある。
責任を追及し、同じようなことが2度と起きないようにしないと。」
糾弾と弾劾はどちらも責めること
糾弾と弾劾にかんしては、どちらも責めることです。
何らかの罪や不正などが存在している、もしくはその疑いがある人たちに対して、責めるような姿勢を見せるときに糾弾、または弾劾という言葉を使っていきます。
したがって、糾弾と弾劾に関しては多少なりとも意味は違うものの、区別するのが難しいと感じるような点があるのです。