内情は「表向きになっていない、特定の人たちだけが知っている事情のこと」。
世間のほとんどの人たちが知らない、ある組織や団体などにおける隠された事情を指すことが多いです。
実情は「実際の事情のこと」。
表向きになっている事情とは異なっている場合も含まれますが、実際の事情を指しており、世間に広まっている事情とは違うという意味合いがあります。
「内情」の意味
内情とは、表向きになっていない、特定の人たちだけが知っている事情のことです。
表向きにはなっていないということで、それは言い換えれば世間に公表することができない事情になります。
したがって、内情に関しては世間に公表するとイメージを悪化させる可能性があるものと言えるでしょう、そういったものに対して使っていく言葉なのです。
「実情」の意味
実情とは、実際の事情のことです。
世の中で広まっている事情とは異なるというニュアンスが含まれるため、世間で多くが理解している事情とは違う事情を指す言葉であるケースが多いです。
したがって、実情に関しては真実の事情という言い方もできるでしょう。
実情を知らないで、必ずしも正しくない事情を正しいものとして理解しているケースがあるということです。
「内情」と「実情」の違い
「世間でブラック企業と評されている会社に実際に入社し、しばらく働いてみたが、こういう内情が隠されていたんだな。
確かにこの状況だと過酷な労働になるのはうなずける。」
「世間で言われている事情が真実であるとは限らない。
何事も表向きになっている部分とは違う実情というものがあるから。
そこを考慮しないといけないんだよね。」
内情と実情は関係者しか知らない部分
内情は内部の人たちしか知らない、表向きになっていない事情のことです。
一方で、実情は表向きになっている事情とは異なる、内部の人たちしか知らない事情のことです。
したがって、両方とも関係者だけが知っている事情と言え、そこは共通しています。
したがって、区別しづらい面があるので、両者の違いをきちんと認識しておきましょう。