流言は「事実に基づかない噂話のこと。」
「フェイクニュース」と言い換えると分かりやすい。
妄言は「嘘の話のこと」。
「たわごと」と言い換えると分かりやすい。
流言は「流言飛語」という熟語で使われます。
地震などの大災害の時に流れやすいものです。
「妄言」はたわごとで、嘘に塗り固められた話となります。
いずれも面白半分な気持で行うにしても、結果が重大になることに気が付かないのかも知れません。
「流言」は噂話が広まること
「流言」は「流れる言葉」つまり広まっていく言葉になり、「流言飛語」は「流れるように、また、空を飛ぶように噂が広まること」を意味します。
噂はほとんどがネガティブな内容で、不安を掻き立てる内容になっています。
関東大震災の当時流れた「流言飛語」はひどい内容であったのです。
それにより扇動された暴徒は殺人をしてしまいました。
「妄言」は作り話
「妄言」は「妄想のような言葉」ですから「たわいのないこと、思いついたこと、裏付けのないこと、でっち上げ、作り話」などです。
「妄」は「みだり・筋道が通らないこと・でたらめ・嘘」などの意味を持つ漢字です。
例えば「妄言は信用を失墜しますから言ってはなりません」「そのような妄言は聞き捨てならない」「妄言を吐く者は誇大妄想狂かと言われます」などと使います。
「流言」も「妄言」
「流言」飛語はさもありそうなフェイクニュースをまことしやかに流布することで、何か別の狙いを感じます。
「流言」の内容は「妄言」と変わらず、根拠のないでたらめとなります。
しかし、聞く方は真に受ける人も中にはいるもので、大騒動に発展することもあるのです。
有名な「流言」ではアメリカのラジオ番組で「火星人が来襲した」という嘘のニュースが広まり、大騒動となったことがあります。
「流言」と「妄想」
「流言」は噂話で「流言飛語」という熟語で使われます。
いわゆるフェイクニュースで、根拠がないのですが本当のように感じられる内容ですと危険なものになります。
特に現代はネット社会のため、そのようなフェイクは瞬く間に拡散をしてしまいます。
「妄想」も根拠に欠けたことに基づいた話で、「誇大妄想」と言われかねません。