「バーター」とは、若手の芸能人やまだ注目度の低い芸能人と、すでに売れている芸能人とをセットで出演したときに使われます。

この場合は、特に若手芸能人を指します。

一方、「バイプレイヤー」は、主にドラマや映画において脇役として出演している役者を指します。

さまざまな役柄を演じることができる役者は、多くの映画作品などで重宝がられることが多いです。

「バーター」の意味

「バーター」は英語で物々交換を意味する"barter"がありますが、芸能界における「バーター」は、「束(たば)」を逆さ読みにした業界用語とされています。

大御所芸能人・売れっ子芸能人とセットでテレビ番組に出演することを言います。

もともとはなかなか売れない不人気商品と人気商品とを抱き合わせで販売する商法からとられています。

「バイプレイヤー」の意味

「バイプレイヤー」(byplayer)とは、日本語で「脇役」を意味します。

脇役として多くの作品に出演する俳優を指して言うことが多くなりました。

ただ、脇役といっても、主役を引き立てるものの、自身の存在感も現すことが多く、さまざまな役柄を演じ分けられる役者を特にバイプレイヤーとして注目されるようになりました。

「バーター」は若手、「バイプレイヤー」は中堅・大物俳優に多い

「バーター」は、よく事務所でこれから売り出そうとしているタレントを、事務所のベテラン芸能人と一緒に出演させることで、出演機会を増やし、知名度をアップさせるという目的で出されることがあります。

一方、「バイプレイヤー」はそもそもキャリアの長い役者も多く、テレビ東京系列で放送された「バイプレイヤーズ」に出演する俳優も、作品によっては主役を演じる方もいます。

「バーター」と「バイプレイヤー」、存在感は全然違う

「バーター」として出演するタレントは、これから活躍させようとする事務所などの意向が働いて出演に至っています。

そのため、番組を見てみると、自分の存在感をアピールするために奮闘している様子が見られます。

一方、「バイプレイヤー」は主役も演じるが、脇役としての存在感も大きい俳優であり、すでに俳優としてのキャリアも長い方が多いので、知名度もそれなりに高くなっています。

そのためにも、幅広く演じ分けられなければバイプレイヤーとしての役割を果たせないため、演技の修得や研鑽に努めているのです。

おすすめの記事