著作権マーク（©マーク）と登録商標マーク（®マーク）と商標マーク（TMマーク）の違い・意味と使い方・由来や例文

著作権マーク（©マーク）は、著作権を対外的に明らかにするために示している記号です。

登録商標マーク（®マーク）は、その国において企業の商品名などを登録したときにつけられる記号です。

そして、商標マーク（TMマーク）は、ある名称が自分の企業のトレードマークである商標を示すためにつけられた記号です。

それぞれに意味を持つものであり、混同しないようにしなければなりません。

著作権マークとは

著作権マーク、いわゆる©マークは、著作権の所在を明らかにするために示している記号です。

?は、"Copyright"の頭文字であり、もともとはアメリカ合衆国における著作権法に基づく表示となります。

その後、著作権にかかわる国際法である万国著作権条約に規定されたことから、音声録音以外の作品について、製作年と製作者を明示するために、?マークを付されるようになりました。

登録商標マーク、いわゆる®マークは、その国において企業名や商品名などを登録したときに付けられる記号です。

?は、"The Registered trademark symbol"を省略したものであり、自分の企業の名前、あるいは企業から出された商品名が、他社に類似されないように特定の機関に登録することになります。

登録されたら、®マークが付されるようになります。

商標マーク、いわゆるTMマークは、"Trademark"を意味する記号です。

ある名称がそれを意味するトレードマークやブランド、つまり商標として対外的に示すものとして使われます。

しかし、基本的には商標は登録しておくことが推奨されています。

日本の場合であれば、商標は登録している旨の表示をするように努めなければならないとされているためい、日本においては基本的に?マークを目にすることが多いと思います。

著作権は、基本的に作成した時点で発生するという無方式主義が主流ですが、一定の手続きを経て認められるべきという方式主義というのも見られます。

この二つの存在があるからこそ、誕生した記号です。

また、商標については、国家のある機関に登録されれば?マーク、そうでなければ?マークは使用できないというのがあります。

TMマークは、商標であれば使用することは妨げられませんが、登録していない商標に?マークを付けると、これは違法になるので注意しなければなりません。