処分は「物事の始末をすること」。
基本的には物事に対して使うことが多いですけど、人に対して使うことも可能となっています。
処理は「事務作業や事件などをさばくこと」。
基本的な意味は処分とそこまで違いはないと言えますが、処理に関しては人間に対して使うことはほとんどなく、たいてい何らかの物事が対象になるはずです。
「処分」の意味
処分とは、物事の始末をするという意味を持っています。
何らかの対処をしないといけないときに処分という言い方をする場合があるのです。
しかし、処分は人に対して使うこともでき、例えば懲戒処分といった言葉は特定の人間に対して使用されます。
したがって、処分という言葉については、ものだけではなくて人に使える点が特徴でしょう。
「処理」の意味
処理とは、事務作業や事件などをさばくことです。
基本的な意味としては、処分とほとんど違いはないでしょう。
だから、処分との意味はかなり似ています。
ただ、処理については人に対して使うことはあまりないです。
特定の人間などを処理するといったケースはあまり聞かれないため、人間を対象にしないという点は処分との大きな違いです。
「処分」と「処理」の用法や用例
「あの社員は会社のお金を横領していたらしい。
それがついにバレて、予想通り懲戒処分となってしまった。
お金に対しての欲というのは本当に人を暴走させるものなんだね。」
「年末に郵便局でアルバイトとして働くと、大量の年賀状の処理に追われて本当にきつい。
郵便局で働くならば、もう少し時期を選ぶべきだったかな。
時給は結構いいんだけどね。」
処分と処理は似たような言葉
処分と処理に関しては大雑把に言うと同じような意味の言葉です。
したがって、特定のケースにおいてどっちを使用すべきか悩むこともあるでしょう。
ただ、人の場合には処分しか使えず、処理は馴染まないと言えるため、そこは一応違いと評価できるはずです。
ものを対象にする際には迷うケースもありそうですが、主観的な判断でも問題ないと言えます。