難聴とは平均聴力レベルが30dBHL以下の状態を表しますがその難聴には大きく分けて2つの種類があります。

一つは外耳から中耳にかけての疾患か原因で起こる伝音性難聴難聴、もう一つが内耳から神経系にかけての障害が原因で引き起こす感音性難聴です。

どちらも難聴には変わりありませんが伝音性難聴の場合は治療により治ることもあります。

伝音性難聴

外耳から中耳にかけての疾患や障害が原因になる難聴です。

外耳であれば外耳炎や耳垢栓塞が原因になります。

中耳の疾患で言うと中耳炎全般、耳硬化症、鼓膜穿孔などが挙げられます。

単純に音の伝わり方が悪くなっているだけなので言葉の明瞭度は維持されていることが多く補聴器などの補聴機器で音を増幅することで言葉としての認識がハッキリします。

感音性難聴

感音性難聴難聴とは内耳の障害により引き起こされる難聴です。

内耳には外耳から中耳にかけて集音、共鳴、増幅されてきた音を電気信号に変換させ脳へ伝えるという大事な役割を担いますこと
感音性難聴になると聴力レベルと共に語音明瞭度も落ちます。

音が聴こえづらいのに加えて、言葉として明瞭に入らなくてなります。

加齢や音響外傷、メニエール病などか原因で発症します。

後迷路性難聴

難聴の種類のなかで一番怖い難聴です。

感音性難聴は有毛細胞の減少や外傷て起こるのに対し後迷路性難聴は蝸牛の中にある神経の障害で引き起こされる難聴です。

感音性難聴をさらに重症化したような難聴で、言葉の明瞭度が極端に悪く日常会話レベルでも難しくなります。

語音弁別能が低い為補聴器などで音の増幅を行なっても言葉としての認識は難しいです。

伝音性難聴と感音性難聴の違い

まず、難聴とは標準純音聴力検査において平均聴力レベルが30dBHL以上の状態を示し、伝音性難聴はその中でも外耳と中耳の疾患が原因で起こる難聴です。

感音性難聴は内耳の障害(有毛細胞の損傷、減少)が原因で起こる難聴です。

伝音性難聴は語音弁別能が維持されることがほとんどの為補聴器など音を増幅すると高い効果が出ます。

感音性難聴や後迷路難聴などの内耳や神経系の難聴になると語音弁別能も低下します。

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