響くは「音が遠くまで聞こえること」。

遠くにいても特定の音を聞くことができるようなときに、その音が響いているという言い方をします。

轟くは「音が大きく鳴り響くこと、名前が世間に知れ渡ること」。

響くよりも音がより大きく聞こえるときに使いますが、特定の人物などの名前が世間で有名になるようなシーンでも使います。

「響く」の意味

響くとは、特定の音が遠くまで聞こえるような状況のことです。

ある程度距離が離れていても、特定の音が聞こえていれば、それは音が響いていると言えるのです。

音が響くというのは、いい意味で使われることもありますけど、うるさいという意味で使われることもあるので、悪い意味もあるということは知っておかないといけないでしょう。

「轟く」の意味

轟くとは、特定の音が大きく鳴り響くことです。

響くよりもより大きく、はっきりと聞こえるようなときに使います。

轟くに関してはかなり騒音に感じることもあるでしょう。

ただ、特定の人物の名前などが世間に知れ渡るようなときに使うこともあるので、意味は多様であると言え、そこが轟くという言葉の特徴にもなっているのです。

「響く」と「轟く」の用法や用例

「あの人の歌声は本当に響くよな。

会場の後ろの方にいても、普通に綺麗に聞こえるくらいだから。

プロの歌手はやっぱり技術が違うんだなということを実感する。」

「雑誌で取り上げられて以降、あのお店とそのオーナーの名前は全国的に轟くことになったな。

ちょっとした有名人になっているし、人生は何が起こるか?分からないもんだよ。」

響くよりも轟くの方が程度が上

響くと轟くというのはどちらも音がよく聞こえている状況を表していますけど、轟くの方がより大きく、はっきりと聞こえる状況です。

つまり、騒音のような状況になっていると言えるのです。

だから、そこに違いがあります。

また、轟くは世間に名前が知れ渡るようなときにも使うので、そういったところも覚えておくと良いでしょう。

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