配達は「荷物を届け先に届けること」。
届け先にきちんと届けること自体を配達と言うので、荷物が届いた瞬間以降のことを指していると言えます。
配送は「荷物を届け先まで届けるまでのこと」。
荷物が発送されてから、実際に届くまでの過程のことを指しており、配達という言葉よりも配送の方がより範囲が広い言葉と言えるのです。
「配達」の意味
配達とは、荷物を届け先まで届け終わることです。
つまり、届け終わるまでの過程は関係なく、届け終えた瞬間のことを指しています。
したがって、宅配業者にとって、配達と言える瞬間は非常に短く、基本的に業務の大半は配達ではないということになります。
配達をすることが最終目的であるという意味では、配達は彼らにとっては非常に重要なワードであるとは言えますが。
「配送」の意味
配送とは、荷物が届け先まで届けられる過程のことを指しています。
届けられる瞬間を除いて、それまでの全てと言える状況なので、発送から届く瞬間の直前までということになり、かなり広い範囲を含んだ概念です。
宅配業者の人間が行っている業務のことをそのまま指しているような状況と言えますから、イメージしやすいでしょう。
「配達」と「配送」用法や用例
「今日の20時までに荷物が家に配達されることになっているのだが、まだ来ないぞ。
配達時間は目安だからしょうがないだろうけど。」
「インターネットでの買い物をする人が増えたために、配送業務をする人たちは今まで以上に激務になっている可能性があるな。
そういった部分を考慮すると、送料などが値上げされるのは仕方ないかもしれないね。」
配送の結果が配達になる
配達と配送という言葉は似ていますけど、割と違いは明確です。
発送から、届け先まで荷物を届ける行為が配送であり、届いた瞬間そのものが配達になります。
つまり、配送をした結果配達という状況になるのです。
そういう意味では、配達と配送というのは一連の流れの中に存在する概念であり、別ものとはいえ、密接に関連している言葉になります。