職種とは、「企業の中での仕事の種類」のことを言います。
例えば研究、開発、事務など、その企業内で分けられたくくりのことです。
業種とは、「企業の事業の種類」のことを言います。
例えば、サービス業、農業、漁業、林業などのことです。
ちなみに、日本標準産業分類では18種類に分類されています。
「職種」の意味
職種とは、仕事の種類のことです。
例えば、1つの会社の中でも部署によって受け持つ職種は変わってきます。
営業職、人事職、開発職などです。
会社の中で部署が分かれている場合、所属している部署の勤務内容が自分の職種ということになります。
転職の際などに前職の職種を聞かれる場合がありますのでしっかりたら確認しておきましょう。
「業種」の意味
業種とは、会社や個人が営む事業の種類のことを指します。
それぞれの企業が属している業界のことですね。
例えば、銀行であれば金融業、美容師であればサービス業、会社によっては製造業などのことを言います。
仕事内の自分の役割ではなく、その仕事そのものを大きなくくりで分けた時の言い回しのことです。
「職種」と「業種」の用法や用例
これらは特に、就職や転職の際に使われることが多いです。
前職の職種はなんですか?と聞かれた場合、銀行の営業であれば、営業職です。
と答えれば良いです。
前職の業種はなんですか?と聞かれた場合、銀行であれば金融業です。
と答えれば良いです。
わかりやすい例としては、飲食店のキッチンスタッフ です。
これは、飲食店が業種で、キッチンスタッフが職種です。
このように職種と業種は使い分けられます。
まとめ
似ているようで異なる業種と職種は就職活動の際によく使われますが、自分をアピールするのにとても活躍してくれます。
一瞬、戸惑ってしまいがちなこの職種と業種の違いをしっかりと理解しておくと自分の特技をアピールすることに繋がり、チャンスが増えるでしょう。