「する」は、そのような行動や態度をとることです。

英語では「do」で表されます。

「するならしてみろ」は「Go ahead and do it! 」「Go ahead and try it, if you dare! 」です。

「そうするよりしかたなかった」は「There was nothing else they could do. 」「They had no other choice. 」です

「行う」は、物事を順序・方式に従ってすることです。

英語では「do」「have」で表されます。

「来週テストを行う」は「You will have an examination next week. 」です。

「やる」は、物事を行うことです。

英語では「do」で表されます。

「やるべきことはちゃんとやりなさい」は「Always do what you have to do. 」「Always do what you are supposed to do. 」です。

「やってみたらどうですか」は「How about trying it? 」です。

「する」の意味

「する」は、自動詞の場合、以下のような意味です。

①ある現象が起こることです。

②そういった性質・性状を持っていることです。

③その値段であることです。

④時が経過することです。

⑤そういった様態的性質を持っていることです。

⑥そのような行動や態度をとることです。

⑦「~と仮定する」という意味です。

以下のように使います。

仕事をする そうしたい かけっこする どうするの? こうしてみたら 会議をする 仕事をする 杳(よう)として行方が知れない チクリとした痛さ

「行う」の意味

「行う」は、以下のような意味です。

①物事を順序・方式に従ってすることです。

物事をすることです。

「実施する」と同じ意味です。

②仏道を修行することです。

勤行をすることです。

以下のように使います。

改革を行う 戦闘が行われなかった 防火訓練を行います 儀式を行う 会議を行う 仕事を行う

☆関連語
「為す」は、「する」の古い言い方です。

現代では、多くの場合慣用的に使います。

「為すところなく日を送る」のように使います。

「営む」は、怠ることなく物事を務めることです。

「社会生活を営む」「法事を営む」のように使います。

「なさる」は、「する」の尊敬語です。

「お飲み物は何になさいますか」「講演をなさる」のように使います。

「いたす」は、「する」という意味です。

へりくだった丁寧な言い方です。

「わたしがいたします」「このまま失礼いたします」のように使います。

「やる」の意味

「やる」は、以下のような意味です。

①他方へ行かせることです。

②与えることです。

③物事を行うことです。

④その動作が遠くから行われる、または、遠くまで及ぶことを意味します。

以下のように使います。

ギャンブルをやる 私にやらせてください 今のうちに宿題をやっておきなさい やればできる さあやるぞ テレビで古い映画をやっている 仕事をやる 
土曜日野球をやる予定だ

「する」は そのような行動や態度をとること、 「行う」は 物事を順序・方式に従ってすること、「やる」は 物事を行うことです。

「する」「行う」「やる」は、類語です。

「為す」「営む」「なさる」「いたす」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「ある行動や行為を出現させること」です。

「する」は、一般的にいろいろな行動・行為についていいます。

「行う」は、改まった表現です。

多くの場合、目的語には公的なものや熟語が使われます。

「やる」は、口語的な表現です。

多くの場合、漠然とした動作・行為を表します。

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