多重は「いくつも重なっている状態であること」。
そのままの意味であり、割と使われている言葉であると言えるでしょう。
知名度は結構高い状況であると言えます。
幾重は「いくつか重なっていること」。
意味は多重と同じです。
幾重という言い方もそれなりに使用されている状況であるため、知っている人はかなり多いと言えます。
「多重」の意味
多重とは、いくつも重なっている状態であることです。
何かが多く重なっていると言えるような場面で使用する言葉になります。
多重と言えるケースは割とあるでしょうけど、現実的にこの表現が使用されるケースは限られています。
実際、多重債務などの言い方はしますけど、それ以外ではそんなに使われていない状況だと思われるのです。
「幾重」の意味
幾重とは、いくつか重なっていることです。
こちらも複数が重なっているケースで使っていく言葉になるので、多重の意味にそれなりに近くなっていると評価できるでしょう。
ただ、知名度的にはこちらの方が高いと言えるのではないかと思われます。
幾重の方が多くの人たちが知っている状況なので、ここに関しては見分けやすい部分です。
「多重」と「幾重」の用法や用例
「多重債務となると、そこから抜け出すのは簡単ではない。
したがって、そうならないように日頃から気を付けないといけない。
特に借金をしている人に関しては。」
「問題が幾重にも存在している場合、全体として解決することはかなり厳しい。
だから、そのようなケースでは問題解決までにはかなりの時間を要すると言えるのではないか。」
多重と幾重は意味はほぼ同じ
多重と幾重については、意味としてはほぼ同じです。
違いと言える箇所はほとんどないので、そこに関しては頭に入れておいた方がいいでしょう。
ただ、どちらかと言えば、幾重の方が使用頻度は高くなっています。
多重については、使われている場面は限定的なので、そういう部分で区別をしていくことができるのではないかと思われます。
