一存は「自分1人だけの考えのこと」。

自分だけの考えだけを指しており、それ以外の人たちの考えを一切含まない状況です。

自分1人だけで何らかの決定をするようなシーンでよく使う言葉です。

独断は「自分1人で決定をすること」。

こちらは元々何かを決めるという部分が意味として含まれています。

ただ、一存もそのような場面で使うので、両者は同じようなシーンで使用する言葉と言えます。

「一存」の意味

一存とは、自分1人だけの考えのことです。

自分だけの考えを指していますが、たいていはそういった自分だけの考えで物事を決めたり、行ったりするような状況で使うことが多いです。

使用するパターンはたいてい決まっていると言えるでしょう。

また、立場的にかなり上の人、偉い人の考えを指して使うことが多いと評価できるはずです。

「独断」の意味

独断とは、自分1人で決定することです。

こちらは元々決定するという意味が含まれています。

したがって、実際は一存と同じようなシーンで使用することが多いと評価できるはずです。

独断に関しては特定の1人の考えだけで物事を決定するという意味ですが、その人の立場などは特に関係ありません。

下っ端の人間に対しても使うことができます。

「一存」と「独断」の用法や用例

「今回の決定は完全に社長の一存だった。

社長にああ言われてしまっては、周りの人間は特に反対したりはできないだろうな。

その状況が社長には分かっていたのかもしれない。」

「今回は部下が独断でやったことであり、私は関係ない。

確かに上司という立場ではあるが、部下がこんな行動をとることに関して、事前にどうやって予測ができたと言うのだ。」

一存と独断はほぼ同じ意味として使用される

一存と独断に関してはそれぞれの元々の意味は違います。

一存は1人の人間の考えで、独断は1人の人間の考えで行動を起こすことを指しているのです。

しかし、一存も結局は特定の行動を起こすシーンで使うことがほとんどなため、独断と同じような意味になると言えます。

ただ、一存は偉い人に対して使うものの、独断は立場や地位に関係なく使うので、そこで区別ができるでしょう。

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