とばっちりは「他人の失敗の影響が関係のない自分に及ぶこと」。

「迷惑」と言い換えると分かりやすい。

はた迷惑は「他人の迷惑行為で気分を害すること」。

「不快感」と言い換えると分かりやすい。

「とばっちり」は全く関係がない他人の失敗により、自分が思わぬ被害を受けることを言います。

「はた迷惑」は周囲にいる人が行った行為により、不快に感じることです。

「とばっちり」は思わぬ被害を受けること

「とばっちり」の語源は「とばしる」と言う古語になり「ほとばしる」と関係があります。

「水が飛び散ること」と言うことですから、偶然そばにいただけで水しぶきを受けること、つまり、何らかの被害を受けることを意味します。

「喧嘩の仲裁をしたのに怪我をしたのはとんだとばっちりだ」「あの人の失敗が連帯責任となったのはとばっちりと言える」などと使います。

「はた迷惑」はそばにいただけで不快な思いをすること

「はた迷惑」は近くにいた他人の迷惑行為を不快と感じることです。

たまたま近くにいたことにより、他人の迷惑行為により思わぬ嫌な思いをすることを言います。

「電車の中で音楽を聞いている人から、音が漏れ煩わしく感じること」や「混んでいる電車内で口喧嘩を始めた乗客」「病院の合部屋の人がイビキをかくこと」など「はた迷惑」と言えます。

「とばっちり」と「はた迷惑」の共通点とは

「とばっちり」と「はた迷惑」は似た要素がある言葉です、「身近で起こったこと」「自分は直接関係ないこと」「思わぬ被害や不快感があること」などが共通する要素になります。

「思わぬとばっちりとなる」「とんだとばっちりだ」などと使います。

「いいはた迷惑だ」「はた迷惑だからやめなさい」「はた迷惑となるかも知れない」などと使います。

「とばっちり」と「はた迷惑」とは

「とばっちり」は「水が飛び散ること」で「思わぬ被害を受けること」と言う意味になります。

近くにいただけで他人の失敗による影響を受けてしまうことです。

「はた迷惑」は「近くの人の迷惑行為が自分に及ぶこと、迷惑に感じること」を言います。

どちらの言葉にも共通する要素があり「身近のこと、直接関係ないこと、不愉快なこと」などがあります。

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