拙速は「完成度は低くても、仕事は早いこと」。
逆に言えば、仕事は早いが、完成度は低いという状況であり、一長一短と言えるようなケースで使います。
早急は「非常に急であること」。
かなり急という意味なので、使えるチャンスはそこまで多くありません。
しかし、見聞きする機会はそこそこありますし、そこは大きなポイントです。
「拙速」の意味
拙速とは、完成度は低くても、仕事は早いことです。
仕事が早い代わりに、完成度はイマイチというケースで使っていく言葉になります。
使用できるシーンは実際にあるでしょう。
しかし、言葉の知名度はそんなに高くありません。
知っている人は限られる状況であると言えるので、そこはちゃんと頭に入れておいてほしい部分になります。
「早急」の意味
早急とは、非常に急であることです。
たいていは何らかの作業をかなり早く仕上げてほしいといった、お願いをするようなケースで使っていくことが多いです。
仕事が早いという場面でも使うことは可能なので、拙速の意味に近いと言える余地はあるでしょう。
ただ、実際に使用するタイミングはやや異なっていますから、そこは重要な部分です。
「拙速」と「早急」の用法や用例
「拙速というのは、一長一短であり、必ずしも望ましいとは言えないのではないか。
やはり完成度もそれなりの状況であってほしいと思うものだろうな。」
「これに関しては今日中に仕上げていかないといけない。
したがって、早急にやってほしいんだ。
とにかく休んでいる暇はないし、これだけに集中していってほしいと言える。」
拙速と早急は意味は似ている箇所がある
拙速と早急については、意味は似ている箇所がありますけど、全く同じとは言えないので、そこに関しては理解しておきましょう。
日常的には早急の方が使われやすい状況となっています。
したがって、使用頻度の面でも違いを確認できるでしょう。
拙速を見聞きするシーンというのは、現実的にはあまり多くないと言えるのではないかと思われます。