別状は「他と違っていること、いつもとは異なる状態のこと」。
こういう意味で使っていく言葉ですが、たいていは命に別状はないという表現を使います。
異状は「普通ではない状態のこと」。
悪い状態という意味も含んでいるので、そこは知っておく必要があるでしょう。
別状の意味にそれなりに似ているという評価ができるはずです。
「別状」の意味
別状とは、他と違っていること、いつもとは異なる状態のことです。
普段の生活の中で使いやすい意味の言葉であると評価できます。
でも、こういう言い方をするケースは限られているという言い方もできるでしょう。
というのも、実際は命に別状はないという言い方がほとんどであり、それ以外のケースではあまり使われないと評価できます。
「異状」の意味
異状とは、普通ではない状態のことです。
意味に関しては別状とほぼ同じであると言えるでしょう。
ただ、異状は悪い意味で普通ではないというケースで使っていきます。
したがって、そこはポイントになりますし、別状との違いになるとも評価できます。
異状という表現はそんなに見聞きしません。
相対的に知名度は低いという言い方ができます。
「別状」と「異状」の用法や用例
「今回の事故ではかなり大きな怪我を負ったものの、命に別状はないようだ。
したがって、そのうち意識を取り戻すのではないかと思われる。
早く元気になってほしいものだ。」
「異状な状況が起きることはそこそこあり得る。
人生の中でそのような光景を全く目にしない方が珍しいだろうから。
だから、そういう想定は必要だと思うんだよ。」
別状と異状は意味は一応似ている
別状と異状は意味はそれなりに近いと言えます。
ともにいつもとは異なる状況、普通ではない状況で使っていくのです。
ただ、異状については悪い意味で使用することが多いので、そこに関しては覚えておく必要があるでしょう。
両者は意味は似ていると言えるものの、使用する場面は全く同じではないので、そこはポイントになると言えます。