たちどころは「短い時間の間に大きな変化が起きる状況のこと」。

ほとんど時間が経っていないのに、誰の目から見ても明らかな変化が生じているようなケースで使っていく言葉と言えます。

すかさずは「間を置かずに何かが起きること」。

何らかの出来事が起きるまでにほとんど時間が経っていない状況を指しています。

したがって、たちどころにと似たような意味と評価できるはずです。

「たちどころ」の意味

たちどころとは、短い時間の間に大きな変化が起きる状況のことです。

それほど時間が経っていない状況において、明らかな変化が発生した際に使っていきます。

大したことない変化、まず気付かないような変化においては使いませんが、誰もが認識できるような何らかの出来事などが起きたときに、しかもそれが短時間の間に起きた際に使用するのです。

「すかさず」の意味

すかさずとは、間を置かずに何かが起きることです。

間を置かずに何かが起きるということで、意味としてはたちどころとあまり違いはありません。

短い間に何かが起きて、それに多くの人たちが気付くような状況で使っていく言葉になります。

意味も変わりませんし、使用するシーンにもあまり違いはないので、区別をしていくことは困難でしょう。

「たちどころ」と「すかさず」の用法や用例

「近所で起きた火災はたちどころに火が燃え広がっていったようで、そのスピードは非常にすさまじかったらしい。

短時間であそこまで火が大きくなるとは誰も思わなかっただろうな。」

「授業の終わりに教授が来週の授業が休講だと話したら、すかさず教室から歓声が沸いたね。

授業を休むことができるというのはみんなにとって魅力なんだろう。」

たちどころとすかさずは同じ場面で使うことが可能

たちどころとすかさずについては、意味の違いはそれほどありません。

両者ともに短時間の間に何かの出来事が起きた、何らかの変化が発生したと言えるシーンで使っていきます。

両者は同じような場面で使用できる言葉になりますから、使い分けをするのはやや難しいと感じるでしょう。

どちらを使用しても構わないと言える可能性が高いです。

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