論破は「相手の持論の虚偽や矛盾を突き反論出来なくすること」。
「反論封じ」と言い換えると分かりやすい。
喝破は「相手の持論の間違いを指摘し真実を明らかにすること」。
「間違い指摘」と言い換えると分かりやすい。
「論破」は理論的理詰めなものであり、「喝破」は大声を伴う感情的なものであると言えます。
「喝」は大声で叱ること、脅すこと。
「論破」は相手の持論を打ち負かすこと
「論破」は「論を破る」と書き、相手の持論に対してその間違っている点や、矛盾している点を指摘し、相手はそれに対する反論が出来なくなることです。
「K国の学生は海外留学先で日本に対する持論を展開するが、ことごとく論破されてしまう」「大きく偏った持論の持ち主は、公平で正しい考え方の人を論破することは不可能だと思われる」などと使います。
「喝破」は大声で間違いを糺すこと
「喝破」の喝は大声で怒鳴ること、叱ることを意味する言葉です。
相手に対し、「それは違うだろう」「いい加減しろ」「間違いを認めたらどうだ」などと大声で言うことを言います。
相手の間違いを一言で指摘することです。
また、相手の持説の間違いを訂正することや、正しいことや間違いの理由などを明らかにすることも言います。
「論破」は理詰め、「喝破」感情的なもの
「論破」は理詰めで相手の説を打ち砕くことをしますが、「喝破」は相手の間違っている点を一言で指摘することです。
「あなたの言うことの論拠は土台間違えていますから、持論も間違えていることになりますねと論破された」「朝は早く起きなさいと母は喝破する」「はっきりとしゃべりなさいと先生に喝破される」と使います。
「論破」と「喝破」とは
「論破」は相手の持論の間違いや矛盾点を指摘して、反撃できないようにすることです。
「喝破」は相手の間違いを一言で指摘することです。
「論破」は理詰めで相手を追い詰めることで、「喝破」は大声や恫喝的に相手を追い詰めることです。
どちらの場合も間違いなどの指摘は正しいので、相手は反論が出来なくなってしまいます。