逆効果は「考えていた通りではなく反対の悪影響が出ること」。
「悪影響」と言い換えると分かりやすい。
逆作用は「考えていたようにはいかず逆の動きになること、影響を与えていたものから逆に影響を受けること」。
「逆影響」と言い換えると分かりやすい。
どちらの言葉も行ったこととは、逆の結果になることを言う言葉です。
「逆効果」は思い通りにいかないこと
「逆効果」はあることをした結果を期待しているのに思っていた効果が出ず、反対に悪い結果となることです。
思い通りにいかないことを言います。
例えば、子供を叱るとはきつく言えば泣き出し、かえって反抗的になることを言います。
このようにすれば効果があると思い行うことも、思い通りの効果が出ないこと、別の悪影響が出てしまうことを言います。
「逆作用」は逆の動きのこと
「逆作用」は環境が生物に影響を与えている場合、逆に生物から影響を受けてしまうことを言います。
環境は生物と影響し合い創られていると言うことです。
また、ある作用をすると、反対作用になることも言います。
例えば「逆作用ピンセット」は柄の部分をつかむと先端が閉じずに逆に開くと言うものです。
細かいものが固定できることから「はんだ付け作業」に適しています。
「逆効果」は一般的な言葉、「逆作用」は限定的使用
「逆効果」は一般的に使われている言葉ですが、「逆作用」は限定的に使われている言葉です。
例えば「逆作用ピンセット」に使われているなど。
「逆効果」は「そんなことをすれば逆効果になる」「逆効果でしかない」「逆効果で終わった」などと使います。
良かれと思って行ったことが、思いもかけない悪影響となることを言います。
「逆効果」と「逆作用」とは
「逆効果」と「逆作用」は思惑とは反対のことになることです。
特に「逆効果」は一方的な行為があだとなり、反対の悪影響を生むという結果になるということは良く有ることです。
「国際的な制裁合戦は国内に悪影響を及ぼしている」「逆効果になることを考えずに一方的なことをする」などと使います。
「逆作用」ははんだ付け用の「逆作用ピンセット」で使われています。