「一緒」は、区別のないことです。
英語では「the same」で表されます。
「あんな奴と一緒にしないでくれ」は「Don’t speak of me in the same breath as that fellow. 」
「Don’t class me with that fellow. 」「Don’t speak of me in the same breath as that sort of fellow. 」です。
「クラスが一緒だった」は「We were in the same class. 」です。
「等しい」は、二つ以上のものが完全に一致するさまです。
英語では「equal」で表されます。
「彼の頼みは脅迫に等しいかった」は「His request was the same as a threat. 」です。
「この二本の栓は長さが等しい」は「These two lines are equal in length. 」です。
「一緒」の意味
「一緒」以下のような意味です。
①いくつかのものをまとめて一つにすることです。
②区別のないことです。
「同一」と同じ意味です。
③行動を共にすることです。
連れ立つことです。
一緒に行くことです。
④時を同じくすることです。
「同時」と同じ意味です。
以下のように使います。
実際はどれも一緒さ 彼と一緒の靴 ここと一緒の面積の土地 盆と正月が一緒に来たような忙しさ
敵味方一緒にする 好みが一緒だ 卒業は彼と一緒だ 一緒くた
「等しい」の意味
「等しい」は、以下のような意味です。
①二つ以上のものが数量・形状などにおいて完全に一致するさまです。
「同一」「同じ」と同じ意味です。
②基準とするものに限りなく近いと思われるさまです。
以下のように使います。
正三角形の一辺の長さは皆等しい 詐欺に等しい行為 児戯に等しいやり方 ここと等しい面積の土地
4×4と2×8は値が等しい 形は等しいが大きさが異なる
関連語
「イコール」は、複数の物事が完全、あるいはほぼ完全に同一であることです。
数学の等号「＝」を「イコール」と読むことから「倹約イコールケチではない」のように使います。
「一つ」は「同じもの」という意味です。
「一つ屋根の下に住む」のように使います。
「普遍」は、一定の範囲内の事物すべてに共通し、例外のないことです。
「普遍性」のように使います。
「一緒」は 区別のないこと、 「等しい」は 二つ以上のものが完全に一致するさまです。
「同じ」「同様」「同然」「一緒」「等しい」は、類語です。
「イコール」「一つ」「普遍」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「複数の事物に差異の認められないさま」です。
「同様」「同然」は、「同じ」「一緒」より差異について基準が緩く、ほぼ似たような意味合いで用いられます。
「一緒」は、「同じ」という意味で話し言葉です。
「等しい」は、複数の物事について、差異がまったくなく、完全に同一であることを表します。
