塵は「塵やゴミのこと、俗世間のこと」。
「ゴミ」と言い換えると分かりやすい。
芥は「カラシのこと、ごみや廃棄物のこと」。
「廃棄物」と言い換えると分かりやすい。
「塵」は「小さく細かいゴミ」と言う意味の他には別の意味はありません。
「芥」は「植物のからしなのこと、ゴミ、廃棄物のこと」と複数の意味を持ちます。
「塵芥」と繋げて使うこともあります。
「塵」は鹿革の加工で出るクズが由来
「塵」という字は「鹿」が使われています。
「鹿に土」であれば「鹿が走った後に舞い上がる土ぼこり」と考えられますが、他の説では「鹿革の加工で出るオガクズのようなもの」と言うことです。
「ほこり、埃」と合わせて「塵埃」、他に「塵芥、砂塵、塵紙、後塵、粉塵」などの言葉があります。
また、俗世間のことも言い「俗塵、塵界」などと言います。
「芥」は「あくた」と言うゴミ
「芥」は「からしな」と言うアブラナ科の草でカラシが取れるものです。
もう一つの意味は「ゴミ、腐ったもの、廃棄物」と言うもので「塵芥、厨芥」などと使います。
「芥子でケシ」とも言います。
人名にも使われ「芥、芥川」と言う苗字は西日本発祥で珍しいものです。
「芥川龍之介」が有名です。
その他、地名、川の名もあります。
「塵、芥」以外のゴミを表す漢字
「塵、芥」以外のごみを表す漢字には「埃」があります。
「埃」は「綿埃、土埃」などと使い、生活で出てしまう微細なゴミのことを言います。
家の中に生じ、糸くずやフケ、毛髪、ダニ、ダニの糞などが隅にたまってしまうものです。
糸くずと言われる繊維片が結構貯まるものです。
それにいろいろなゴミが付着して「埃、ほこり」となるのです。
「塵」と「芥」とは
「塵」は微細なゴミのことで、語源では「鹿」にまつわる「土埃、加工クズ」などと言われます。
「粉塵や砂塵が舞い上がる、塵埃、塵芥、後塵を拝す、チリ紙は塵紙、世の中のことを俗塵」などと使います。
「芥」は「あくた」と読み、ゴミのことを意味します。
「塵芥、厨芥」などと使います。
また、「芥、芥川」と言う苗字もあります。