抗うは「あらがうと読み、言うことを聞かないで反抗すること。」
「反抗」と言い換えると分かりやすい。
張り合うは「反対勢力に対抗すること」。
「対抗」と言い換えると分かりやすい。
「抗う」には「はりあう」と言う訓読みも存在しますから、基本的には意味は共通しています。
ある人や勢力に逆らうことですが、「張り合う」は相手を意識している点が異なります。
「抗う」は反抗すること
「抗う」は反抗すること、手向かうこと、逆らうこと、防ぐこと、拒むことなど多くの意味が有ります。
「抗」と言う漢字も「音はコウ、訓はあらがう、はりあう、ふせぐ、こばむ」なのです。
その意味の熟語が多く有ります。
例えば「抗議する、抵抗する、反抗する、拮抗している、抗原、抗生物質、抗争、抗戦、」などがあります。
「張り合う」は相手を意識して、対抗すること
「張り合う」は相手を意識することです。
特定の相手に対して、「反抗、対抗」をすることになります。
ライバル意識をもって、競い合うということですから、良い意味でも使われます。
悪い意味では国同士の軍拡競争が挙げられます。
米中対抗、米朝対抗などは良い例です。
冷戦時には米ソ対抗の核兵器競争もありました。
「抗う」は「はりあう」とも読みます。
「抗」は「あらがうこと、はりあうこと」など
「抗」と言う漢字は「あらがうこと、はりあうこと、ふせぐこと、こばむこと」と言う意味がある言葉です。
「あらがう」では「反抗、抵抗、抗議」、「はりあう」では「抗戦、抗争、抗敵」、「ふせぐ、こばむ」では「抗菌、抗原、抗生物質」などの熟語があります。
語源は「手を高く上げること」で、「逆らう」意味になります。
「抗う」と「張り合う」とは
「抗う」と「張り合う」は基本的に同じなのです。
しかし、「抗う」は単に「逆らうこと」に対して、「張り合う」は相手を強く意識していることに違いがあります。
「抗」と言う漢字は訓で「あらがう、はりあう、ふせぐ、こばむ」と言う読みが存在します。
熟語も多く有り、「反抗、抗議、対抗、抵抗」、「抗戦、抗争」、「抗生物質、抗菌」などの熟語になります。