あたらは「残念なこと、惜しいこと」。
「残念」と言い換えると分かりやすい。
残念は「諦めきれないこと、心残りのこと」。
「心残り」と言い換えると分かりやすい。
「あたら」は「あたらし」と言う古語から来ている言葉になります。
「勿体ない、惜しい」と言う意味です。
「残念」には「惜しく思うこと」と言う意味もあり、どちらも「惜しい」と言う意味が同じです。
「あたら」は「可惜」と書く
「あたら」は古語の「あたらし」のことです。
「あたらし」は「良いものが失われ残念だ」から「惜しい」と言う意味になりました。
「可惜」は「惜しむべし」と言うことですから「惜しいことに、残念なことに」と言う意味になります。
「あたら美人が力仕事とは」「あたら秀才が凡ミスをした」「あたら名門の会社が詰まらないことをしたものだ」などと使います。
「残念」は心残りのこと
「残念」は「心残りになること、諦められないこと、惜しいこと」などの意味があります。
「あれほど練習をしてきたのに、接戦で惜しくも敗れたことは残念でならない」、「残念なことに、父は帰らぬ人となりました」、「残念、無念」、「残念だ、まだまだ活躍していただきたい人なのに引退とは」「残念ながら、この件はもう終わりました」などと使います。
「あたら」は優れたものに付く言葉で、「残念」は結果の言葉
「あたら」は優れたもの、価値あるもの、良いものなどの頭に付き、結果が「残念」と言う場合に使われます。
「あたら美人が力仕事をするなど残念なことだ」、「あたら秀才がこのようなことも知らないなど、大変残念に感じる」、「あたら名門会社も、このような不祥事を起こすとは残念なことだ」などと使い、「あたら」が付いた人やものが台無しになること、評価が落ちてしまうことになり惜しい、残念だと言うことです。
「あたら」と「残念」とは
「あたら」は古語の「惜しい、ざんねん」と言う意味の「あたらしい」から出来た言葉です。
価値あるものや優れたものの頭に付け、評価が落ちることが惜しいことだ、残念なことだと言う意味です。
「あたら美人が」「あたら秀才が」「あたら名門が」などと使います。
「残念」は「心残りだ、惜しいことだ」と言う意味で使い、「あたら~は~なので残念だ」となります。