オミットは「ある人や物を理由があって排除すること」。
「排除」「除外」「排斥」と言い換えると分かりやすいです。
コミットは「あることに積極的に関わり責任を持つこと」。
「約束」「確約」と言い換えると分かりやすいです。
いずれも外来語としてよく耳にする言葉になりましたが、オミットはよく使いますがコミットは一般的とは言えません。
オミットは一般的に良く使用される言葉で、排除するとか除外するという外来語になります
オミットは人に関して使われることが多いようです。
例えば政治家が記者会見の場で「一部の報道機関をオミットした」とか、あの人は練習に付いていけないので「選手選考ではオミットせざるを得ない」などと使います。
ある人について必要を感じない場合、意図的に、また、結果的に排除をする事です。
きつい言葉に感じることがあります。
コミットは関わることです
コミットは約束ですが、責任を伴う確約という意味があります。
テレビ番組で「健康にコミットする」と見かけますし、「結果にコミットする」とはよく使われています。
しかし、一般的に日常会話ではまだ浸透しているとは言えないかも知れません。
「責任を持つ」という場合に「コミット」を使うかというと役人やビジネス社会では使っても、大方の人にとっては日本語がシックリします。
あの有名選手をオミット出来たことで、試合結果にコミット出来そうです
オリンピックなど国の威信が掛かっている大事な試合では、簡単に負けることは出来ないため選手選考には慎重になります。
しかし、結果にコミットするためには、どの選手を選べばよいのか難題となります。
過去に実績がある有名選手がいたり、調子を上げている有望選手がいたりと選考方法は透明性をもとめられます。
その中で、有名選手といえども不調であればオミットの対象となり、試合にある程度コミット出来そうです。
外来語のオミットもコミットも似ているために日本人としては混同します
オミットもコミットも徐々に日本語の中に浸透してきていますが、コミットはオミット程浸透が進んでいないように感じられます。
どちらの言葉も外来語として語感が軽い感じなので、使われるようになったのでしょう。
英語では「コミットメント」「オミットメント」ですが、外来語としては「メント」は省略して日本語化していますので紛らわしく感じられます。