覇権は「覇者の権力のこと」。
他者を支配している立場にあるような人に使える言葉です。
ただ、スポーツなどの大会で優勝したときにも使われることがあります。
実権は「実際の権力のこと、真の権力のこと」。
このような意味であり、実際に権力を持っている状況で使われやすい表現になります。
権力者に対して使う言葉になります。
「覇権」の意味
覇権とは、覇者の権力のことです。
覇者の権力という意味なので、支配者とかそういった人たちに対して使っていきます。
他人を支配できるような立場の人に使いますから、使用できる対象となる存在は多くありません。
また、スポーツなどの大会において優勝したときに、この言葉が使われることもあります。
この場合には栄誉という意味で使われやすいです。
「実権」の意味
実権とは、実際の権力のこと、真の権力のことです。
実際に権力を握っている人間に対して使われる言葉になります。
実権を握るなどの言い方が特に有名で、実際に権力を使っている人物を対象にして使用するケースが多いでしょう。
そんなに頻繁に使用する言葉ではないものの、知名度は割と高いですし、見聞きする機会はそこそこあると言えます。
「覇権」と「実権」の用法や用例
「覇権というのは非常に価値の高いものと言えそうだ。
多くの人たちが争った結果、特定の人だけが手にできるものだから。
覇者だけに与えられるものという言い方ができるだろう。」
「支配者として君臨してはいるものの、あの人は実権を握っていない可能性がある。
実際に権力を持っているのは実は別の人物じゃないかと思えてくるんだよね。」
覇権と実権は微妙に意味が異なる
覇権と実権に関しては微妙に意味が異なっています。
覇権は覇者の権力という意味ですけど、実権は実際の権力という意味であり、真に権力を行使している部分が重要になります。
したがって、両方とも権力に関する言葉ではあるものの、意味は同じではありません。
そのため、使用する場面にも違いが出てくると言えると思われます。