反省は「自分の行いがどうであったか振り返ること」。
「自省」と言い換えると分かりやすい。
改悛は「自分の行いを悔いて改めること」。
「改心」と言い換えると分かりやすい。
「反省」はまだ過去を顧みている段階で、その結果、如何したかは分かりません。
「改悛」はすでに「反省」は済んでいて、その結果、言動を改めていることです。
「反省」は言動を顧みること
「反省」は何かことを成し遂げた後や日頃の行いなどを顧みることです。
本当にこれでよかったのか、もう少しこのように行えばよかったのではないかなどを検討することです。
「自省・自己反省・内省」などとも言います。
「何か悪いことをしたようで、反省をしています」「反省会を行います」「少しは反省をしなさい」などと使います。
「改悛」は心から改めること
「改悛」は「悔悛」とも言い、「心から悔い改めること」です。
自分の行いを反省し、自分は間違っていた、これからはこのようにしようと心を入れ替えることです。
犯罪者は反省をして「改悛の念・悔悛の念」を示すことが求められます。
「犯罪に対する改悛が感じられないため、裁判官は被告に対し心証を害し罪を重くした」などと使います。
「反省」があっての「改悛」
「反省」がまずあり、結果として「改悛」があるのです。
「反省」が必ず「改悛」に繋がるかは一概には言えません。
中には、開き直る場合もあるからです。
悪いことをしたが、それは自分が悪い訳ではない、社会がそうさせたのだと言う理屈を持つ人もいます。
そうなると「反省」はあっても「改悛の念」は無いと言えます。
そのような犯罪者は結構いるものです。
「反省」と「改悛」とは
「反省」は自己の言動を顧みて、善悪を判断することです。
自分や集団で何かを行った後に「反省」を行います。
「試合の反省会を開く」「今回の反省を踏まえて、これからはこのようなことが無いようにしたい」などと使います。
「改悛」は悔い改めることで、「悔悛」とも書きます。
まず「反省があり、結果として「悪いことをした自分」を認めることで「悔悛の念」を示すのです。