内向的は「自分の内面を重視する傾向のこと」人の性格などに対して使われる言葉であり、一般的には他者とかかわることをあまり好まない状況に対して使われる言葉と言えます。
内省的は「自分の内面を特に見ていく傾向のこと」。
自分のこれまでのことを振り返って、反省したりするという意味であり、内向的とはやや意味が違っています。
「内向的」の意味
内向的とは、自分の内面を重視する傾向のことです。
内面を重視するという意味ではありますが、一般的には他者とかかわることを好まない性格に対して使われることが多いです。
どちらかと言えば、あまりいい意味では使われない印象があるでしょう。
内向的という表現はたびたび使用されるものなので、多くの人たちが知っているはずです。
「内省的」の意味
内省的とは、自分の内面を特に見ていく傾向のことです。
内面を見るということで、意味としては内向的に近いように思われますが、内省的についてはこれまでの自分の行動などを振り返りながら、反省するなどの意味で使われることが多いです。
したがって、実際に使用される意味で言えば、内向的とは違いがあると思われる状況です。
「内向的」と「内省的」の用法や用例
「自分はどちらかと言えば内向的な人間だと思う。
人付き合いは多い方ではないし、むしろ苦手と感じている面もある。
最低限の人付き合いしかしていない状況だろうな。」
「内省的な面が見られる人の場合には、自分の過去について振り返りながら、反省などができると言えるだろう。
したがって、逐一自分の問題点などを修正できる能力を持っているはずだ。」
内向的と内省的は実際の意味が異なっている
内向的と内省的に関しては、表現としてはそれなりに似ているように感じられるでしょう。
しかし、実際に使われている意味に関しては違いがあるのです。
内向的は他者とかかわりを持つことを好まない傾向という意味、内省的は自分の過去の行動を振り返って、反省するという意味になっています。
どちらも自分の内面を見るという意味が本来ではあるものの、実際は異なる意味で使われている面があるのです。