億は「数の単位で万の上の単位のこと」。
「九桁」と言い換えると分かりやすい。
憶は「おぼえること、おもいだすこと、推し量ること」。
「記憶」と言い換えると分かりやすい。
臆は「推し量ること、おじけづくこと、こと」。
「臆病」と言い換えると分かりやすい。
「意」という旁に「人偏・りっしん偏・肉づき」という偏が付いた言葉です。
似たような漢字で、「おく」と読み同音異義語になります。
「億」は数の単位
「億」は一万の一万倍を表す漢字です。
また、「推し量る」という意味でも使われます。
「一億円は九桁と俗に言われます」「憶万長者は少ない」「巨億の富」「億は音で『おく』、訓で『おしはかる』と言う」「億劫なことは面倒だ」「億劫とは『劫』が億あること、無限の時間のことで、借りて面倒なこと」「億測・憶測・臆測と同じ意味で使う」と使います。
「憶」は「記憶」
「憶」は「記憶」のように「覚えること、昔を思い出すこと、推し量ること」の意味になります。
「記憶力が優れている」「記憶は月日と共に遠のく」「昔のことを思い出すことは追憶という」、「憶」を使い「おぼえる・おもうという動詞」、他にも「憶説」「憶断」「憶念」「憶測」などの言葉もあります。
「臆」と置き換えて使われることもあります。
「臆」は「臆すること」
「臆」は「臆病」「臆面」など「気おくれがすること」です。
「臆病な性格の女性」「臆面もなく無心に来た」「臆測をすれば止めた方が良い」「根拠も裏付けもないのに推測だけで決めたことは臆断と言われても仕方がない」「億見・憶説も根拠のないこと」「憶断と使うこともあります」「ワラジムシのことを臆虫・オメムシという」などと使います。
「億」と「憶」と「臆」とは
「億」は万の万倍の単位を表す漢字のことです。
「憶」は「覚えること・思い出すこと・億図ること」などの意味になります。
「臆」は気おくれすること、思うこと、推し量ること」などの意味があります。
これらの字は「意」という旁が共通していますので、置き換えて使われることもあります。
特に「憶と臆」は置き換えができることがあります。
また、「推し量る」意味も共通しています。