生計は「暮らしを成り立たせていくための方法や手段のこと」。
どうやって毎日を無事に暮らしていくかについての方法などに言及する際に使われます。
主に収入を得る手段において使われやすいです。
糊口は「なんとかギリギリな状況でも暮らしていこうとすること」。
とりあえず最低限の状況であっても、暮らしていこうと努力するような状況と言えるのです。
「生計」の意味
生計とは、暮らしを成り立たせていくための方法や手段のことです。
基本的には毎日を暮らすために必要な収入を得る方法といった意味で使われることが多いです。
具体的なお金を稼ぐための手段を例に出して、それを利用して生計を立てるという表現をすることが多いのです。
自分の職業などに言及する場合もあると評価できるでしょう。
「糊口」の意味
糊口とは、なんとかギリギリな状況でも暮らしていこうとすることです。
毎日の生活を送るのが困難な状況ではあるものの、なんとか生活を成り立たせようと努力している、そんな光景に対して使っていく言葉になります。
生計も結局は同じようなシチュエーションにおける方法や手段を表しているので、意味は全く同じではありませんが、割と似ている状況です。
「生計」と「糊口」の用法や用例
「今の収入で生計を立てるためには節約をしないといけないが、それも限界だ。
これはもうバイトを増やすしかない。
そうでもしないと生活を成り立たせることはきついだろう。」
「俺の収入はかなり低い。
正直言って、生活するのは非常に難しいだろう。
しかし、俺にとっては糊口の精神しかない。
どれだけ厳しい状況であっても、節約に節約を重ねて頑張っていこうと思うんだ。」
生計と糊口はだいたい同じような意味の言葉
生計と糊口については、意味はなんとなく似ていると言えるでしょう。
どちらもなんとかギリギリな状況であっても、生活を維持し続けようとする状態で使っていく言葉になります。
生計はそのための手段などを表す意味ですが、糊口はそういう状況そのものを表しているので、微妙に意味は違っています。
しかし、同じようなシーンで使う可能性が高いです。