国益は「国にとっての利益のこと」。
国家の利益という見方もできますが、国民全体に関する利益という捉え方も可能となるでしょう。
だから、そういった部分は理解しておくべきです。
国利は「国にとっての利益のこと」。
意味は国益と特に変わらないと言えるはずです。
しかし、国利という言い方はあまり使われません。
つまり、ややマイナーな表現になってしまうのです。
「国益」の意味
国益とは、国にとっての利益のことです。
国が利益として感じられるものであれば、ほぼ何でも対象にできる言葉になります。
でも、国家にとってのみならず、国民にとって利益を感じられるような場面でも使うことが可能です。
したがって、割と広いシーンで使用できる言葉である可能性が高いので、しっかりと覚えておく必要があります。
「国利」の意味
国利とは、国にとっての利益のことです。
これは割とそのままの意味なので、理解がしやすいのではないかと思われます。
でも、国利という表現はそんなに使われるものではありません。
国益の方が有名になるので、相対的にこちらが使用される機会は少ないでしょう。
だから、どうしても馴染みを感じづらい言い方になってしまうわけです。
「国益」と「国利」の用法や用例
「国益になることであれば、国は積極的にやっていくだろう。
仮に少数の犠牲が必要になったとしても。
それがどの国にも存在する精神なんじゃないかと思うんだよね。」
「国は全体の利益を重視する。
だから、国利に適うもの、多数派に利益をもたらすものであれば、それ自体は問題ない行為として扱うだろう。
国は少数の犠牲には目をつむる姿勢だから。」
国益と国利は基本的には同じ意味
国益と国利はともに国にとっての利益を表す言葉です。
ただ、国民にとっての利益を表す部分もあるので、世の中の多くの人たちが得するような状況があれば、こういった言葉を使うことができます。
しかし、知名度で言えば国益の方が高く、国利はあまり使われない言葉になるでしょう。
そういう意味では、使用頻度は全く同じではないと評価できます。