口伝えは「人から人に対して口を使って伝えること」。
普通に日常的に多くがやっている行為になります。
対面でやるケースが多いものの、そうじゃないケースも含まれると言えるでしょう。
口承は「口伝に伝承をすること」。
何らかのものを人から人に口を使って伝えるときに使われますが、口伝えよりはマイナーな表現になります。
「口伝え」の意味
口伝えとは、人から人に対して口を使って伝えることです。
いたって普通の状況ではありますが、現代ではインターネットを通じたコミュニケーションも盛んであり、必ずしも口から口へと何かが伝わるわけではありません。
だから、あえてこういう表現を使う意味はあると言えます。
口伝えという言い方は実際にたまに使われるものでしょう。
「口承」の意味
口承とは、口伝に伝承することです。
言い方が異なっているだけで、実態としては口伝えとほぼ同じ意味になります。
状況としては違いを認識することはしづらいですが、使用頻度においては違いが多少なりともあるでしょう。
口承という表現は多くはそんなに使いません。
したがって、口伝えの方が使われやすい表現になると思われます。
「口伝え」と「口承」の用法や用例
「インターネットもテレビもラジオも郵便も新聞もなかったような時代には、情報はすべて口伝えだったんじゃないかな。
それ以外で伝える手段はなかなかなかったと思う。」
「口承によって、複数人を経てから情報が伝わる場合、その過程で元の内容から変化してしまう余地が生まれる。
情報を伝えるために経由する人数が増えれば増えるほど、このリスクは大きくなるんだ。」
口伝えと口承は意味は変わらない
口伝えと口承については意味はほぼ同じであると評価できるでしょう。
言い方を変えただけで、何らかの話を口から口へと伝えていくという状況において使われる表現になります。
話などを伝えるときには今ではいろいろな手段がありますけど、口のみを使うという方法も今でも使われているので、馴染みは感じられる表現になるでしょう。
