極論は「極端な発想に基づく論理のこと」。
極端な事例を持ってくる論理ということですが、何が極論に当たるかの判断は非常に主観的です。
曲論は「正しくないのに正しいかのように言い曲げた論理のこと」。
ただ、何が正しいかという判断自体、主観的になりがちですから、曲論に当たるかの判断も当然ながら主観的と言える状況でしょう。
「極論」の意味
極論とは、極端な発想に基づく論理のことです。
極端な発想の理論という意味で、しばしば批判の対象にされたりすることもありますが、極論に当たるかどうかの判断は各個人の主観に基づきますから、極論か、そうじゃないかという部分で揉める可能性は十分に考えられます。
そこに関してはどうしても注意点と言える言葉になるのです。
「曲論」の意味
曲論とは、正しくないのに正しいかのように言い曲げた論理のことです。
こちらもしばしば批判の対象になることがあるものです。
でも、曲論についても、それが曲論と言えるかの判断が非常に難しいです。
また、そもそもの前提で特定の論理が正しいか、正しくないかという点も主観的になりがちなので、そこは注意点と言えるでしょう。
「極論」と「曲論」の用法や用例
「こちらが相手を論戦で言い負かそうとすると、相手はこちらの意見を極論だと言ってくることがあるんだ。
ただ、極端な例を出した方が論点が明確になるから、もちろんそのつもりだと返すしかないんだが。」
「正しいとは思えないことを相手が言ってきたときには、曲論であるという指摘をするのは1つの手である。
ただ、それで相手が納得してくれるケースは少ないけど。」
極論と曲論は意味が異なっている
極論と曲論に関しては、特定の人の意見に対して議論をしている相手が指摘する言葉になります。
たいていは批判的な意味合いで指摘をするわけですが、それぞれは意味が異なっています。
極論は極端な意見という意味で使用しますけど、曲論は正しいように見えて実は正しくない意見という意味で使用するのです。
だから、そこに違いがあるのです。