「堅忍果決」と「堅忍持久」の違い・意味と使い方・由来や例文

堅忍果決は「強い意志を持って耐え続けたうえで、思い切りよく物事を行おうとすること」。

2つの意味が含まれているため、ちょっとややこしいと感じられる可能性があるでしょう。

堅忍持久は「辛さや苦しさに耐えながら、なんとか我慢強く持ちこたえようとすること」。

耐えるという部分に関しては同じですが、思い切りよくという部分がないので、そこは大きな違いになってくるはずです。

「堅忍果決」の意味

堅忍果決とは、強い意志を持って耐え続けたうえで、思い切りよく物事を行おうとすることです。

我慢をしながら、耐え続けながら、物事を思い切りよく行うということで、ちょっと特殊な意味の言葉になります。

したがって、実際にこの表現を使用する機会についてはあまり多くないであろうと想像できます。

これに似合う場面が到来する可能性が低そうですし。

堅忍持久とは、辛さや苦しさに耐えながら、なんとか我慢強く持ちこたえようとすることです。

こういった状況は多くが経験するため、そんなに珍しいシチュエーションではありません。

だから、いろいろな機会で使用しやすいと言えるはずです。

また、堅忍果決と似ている部分もあるため、同じようなシーンで使うことも可能でしょう。

しかし、意味が全く同じというわけではない点は注意と言えます。

「堅忍果決の気持ちを持ち続け、今はひたすら耐えていこう。

そうすれば、いずれチャンスが訪れるはずだから。

そのときがきたら思い切って動いていくといいと思う。」

「今はかなりつらい時期だと思うけど、耐えることも必要だよ。

堅忍持久の気持ちを持って持ちこたえることで、いずれ道はちゃんと開かれると言えるだろうから。」

堅忍果決と堅忍持久は耐えるという部分があり、その点においては両者は共通となっています。

したがって、表記自体も似ている言葉ですけど、意味も割と近い状況なのです。

でも、堅忍果決に関しては耐え続けたうえで、思い切り行動するという意味が含まれています。

ここは割と特徴的な箇所と評価できるので、覚えておくといいでしょう。