幼稚園は文部科学省の管轄で、学校教育法による幼児教育施設で、同法第1条に規定される「学校(一条校)」の一種となっています。

一方、保育園は厚生労働省の管轄で、児童福祉法第7条に規定される「児童福祉施設」となっています。

教育施設と、保育施設という微妙な違いがあります。

近年は共働き世帯が増え、保育園への人気ぐ高まっています。

「幼稚園」の意味

「幼稚園」は3歳から5歳児のための教育施設です。

言葉を変えれば、幼児のための学校です。

そのため、先生は、「幼稚園教諭」と呼ばれる専門職です。

幼稚園は朝9時頃から始まり、14時前後に終わります。

春休み、夏休みといった長期休暇があります。

親が参加する行事が多い傾向にあります。

近年は共働き世帯が増え、預かり保育が拡大してきています。

「保育園」の意味

「保育園」は親が働いている、学校に行っているなどの理由で、預けられる施設です。

そのため、0歳児から預けられることも多いです。

預けられる時間も、早朝から夜と10時間を超えることも多く、1日に必要な睡眠時間を補うために、給食の後に午睡の時間があります。

また、給食のほかにおやつの時間があり、子供の年齢でメニューも考えられています。

「幼稚園」と「保育園」の用法と用例の違い

「幼稚園児」と「保育園児」は3歳から5歳児の間は似たようなものに感じると思います。

その年齢のお子さんに、自身や自分の子供が幼稚園に行っていたならば、「幼稚園行ってるの?」と言ってしまいがちですが、その子が保育園児ならば、「保育園に行っている」と必ず答えます。

また、保育園には午睡があるため、年長になると小学校生活に備えて午睡なしの練習が始まります。

小学校に入ると、保育園出身の子供は春休みや夏休みがあることを知ります。

幼稚園と保育園の違いについて

親が共働きならば保育園に0歳や1歳のうちに入園されることが多いでしょう。

まだまだ赤ちゃんなので保育士が親の代わりに集団生活の中で、保育をしてくれます。

預ける時間も朝7時から19時など10時間に渡ることも多く、子供の健康や発達に留意した保育に注意を払っている施設です。

一方、幼稚園は3歳から5歳児が通う幼児のための学校であり、9時から14時前後の時間帯が一般的です。

春休み、長期休暇、保護者参加型の行事が多い傾向にあります。

近年はプレで1.2歳児の入園や預かり保育の拡大など、不足する保育園の預かりに準じる幼稚園が増えてきています。

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