荒唐無稽は「根拠が存在していないため、出鱈目にしか思えない状況のこと」。
真実であるかどうかの別はともかくとしても、根拠が特に見当たらないために、それが本当のことであるとは到底思えないケースで使っていく言葉です。
事実無根は「事実に基づいていない、事実であるという根拠がない状況のこと」。
結局は出鱈目のような内容ということで、荒唐無稽と同じような意味と評価できるでしょう。
「荒唐無稽」の意味
荒唐無稽とは、根拠が存在していないため、出鱈目にしか思えない状況のことです。
必ずしも嘘であるとは言えないものの、傍から見れば嘘にしか見えないといった状況において使っていく言葉です。
荒唐無稽という表現はそれなりに有名ですし、いろいろな機会で見聞きすると言えるでしょう。
したがって、意味は絶対に知っておくべきです。
「事実無根」の意味
事実無根とは、事実に基づいていない、事実であるという根拠がない状況のことです。
意味としては、荒唐無稽とほぼ同じであり、区別するのは難しいかもしれません。
でも、事実無根は多くがその意味を理解していると評価できます。
事実無根は世の中の多くが知っている言葉なので、かなり有名な表現という言い方ができると思われます。
「荒唐無稽」と「事実無根」の用法や用例
「お前の話はいつも荒唐無稽だな。
そんな内容じゃ誰も信じてくれないぞ。
そのように言える根拠をちゃんと話してくれないと、聞くだけ時間の無駄ということだ。」
「マスコミの言っていることは事実無根だ。
こんな根拠もない記事を書きやがって。
今回の一件はそのまま見過ごすことはできない。
これは法廷で争うことになりそうだな。」
荒唐無稽と事実無根はともに根拠が見られない状況
荒唐無稽と事実無根は同じような意味の言葉と評価できます。
ともに何らかの話題に関して、根拠が見当たらないという意味で使っていくのです。
したがって、信頼できない内容という評価が可能です。
事実無根に関しては多くがその意味を理解しているでしょうけど、荒唐無稽は意味を知らない人もそれなりにいるのではないかと思われるのです。