自重は「自分の振る舞いなどに気をつけながら、軽率にならないように意識すること」。
たいていは特定の行動に当たって注意深くなり、控えるようにするという意味で使われます。
持重は「軽々しく振舞わないようにすること、慎重になること」。
したがって、意味は自重とかなり似ています。
こちらの持重はあまり使われない表現と評価できます。
「自重」の意味
自重とは、自分の振る舞いなどに気をつけながら、軽率にならないように意識することです。
自分のこれからの行動に関してとにかく慎重になるという意味であり、場合によっては特定の行動を控えたりする状況となります。
自重という言葉は結構有名ですから、普段からよく使っている人もそれなりにいるのではないか?と思われます。
「持重」の意味
持重とは、軽々しく振舞わないようにすること、慎重になることです。
慎重になるという意味があるため、自重との差はほぼないです。
でも、知名度的には自重の方がどうしても上と評価できるでしょう。
したがって、こちらの持重に関しては滅多に見聞きしないでしょうし、そもそも知らない人も結構いる可能性が考えられるのです。
「自重」と「持重」の用法や用例
「今日は他人の誕生日パーティーに呼ばれたから、ちょっと自重しておかないとな。
できるだけおとなしくしておいた方が問題を起こす心配も小さくていいだろう。」
「今日は社長がうちの部署に直々にやってくるようだ。
ここでは下手なことはできないから、慎重に行動しないといけない。
とりあえず持重することだけは頭に入れておこう。」
自重と持重は基本的に同じ意味
自重と持重はどちらも特定の行動を控えるように努めること、慎重になることという意味があります。
したがって、両者はほぼ同じ意味の表現であると言えるのです。
でも、自重と持重では、どうしても自重の方が知名度が高いので、いろいろな機会で使われやすいと言えるはずです。
そこに関して特に覚えておくといいのではないかと思われます。