急務は「急いでやらないといけない仕事のこと、他よりも優先しないといけない仕事のこと」。
こういった意味で使われますが、とにかく今すぐに取り掛からないといけない仕事という意味であり、日常的に使っている言葉です。
急用は「急いで処理しないといけない用事のこと」。
意味は急務とほぼ同じです。
他よりも優先しないといけないという意味はありませんが、すぐにでも取り掛からないといけない用事なので、同じ扱いでいいでしょう。
「急務」の意味
急務とは、急いでやらないといけない仕事のこと、他よりも優先しないといけない仕事のことです。
他よりも優先して、これをまず最初に仕上げないといけない、そんな仕事に対して使います。
締め切りや納期などの関係で優先的にやらないといけない仕事は現実的にあります。
したがって、急務をこなすようなシチュエーションを経験したことがある人は普通にいると言えるでしょう。
「急用」の意味
急用とは、急いで処理しないといけない用事のことです。
他よりも優先しないといけないとは言えないものの、できればすぐに取り組んだ方がいいと言える用事に対して使っていきます。
日常的には急用と言えるシチュエーションはよくあることで、そんなに珍しい光景であるとは評価できないので、そこはちゃんと理解しておきましょう。
「急務」と「急用」の用法や用例
「今の俺にとってはこれが急務だ。
他の仕事に関しても十分大切なんだが、これは今すぐに終わらせないといけない。
それくらいの重要度と言えるんだ。」
「ちょっと急用を思い出したから、今すぐに帰らないといけないんだ。
せっかく久しぶりに会えたから、もう少し一緒にいたかったんだけど、会社の仕事にかかわることだからすまない。」
急務と急用では急務の方がすぐに取り掛かるべき状況
急務と急用はどちらも今すぐに取り掛かった方がいい仕事や用事を表しています。
似たような意味の言葉に見えるかもしれませんが、どちらかと言えば急務の方がより今すぐに取り組むべきと言えます。
やはり急務は他のどんなことよりも優先すべき事柄に対して使うので、まず最初に取り掛からないといけない存在と評価できるのです。