神妙は「人の知力では律せられない現象のこと、非常におとなしくてかしこまった雰囲気のこと」。
こういった意味で使っていきますが、どちらかと言えば後者の意味で使用するケースが多いので、こちらを覚えておくといいです。
霊妙は「人間の知恵でははかり知れないほどに優れている状況のこと」。
霊妙に関してはかなりポジティブな意味が込められており、そこが特徴と言えます。
ただ、言葉自体はかなりマイナーです。
「神妙」の意味
神妙とは、人の知力では律せられない現象のこと、非常におとなしくてかしこまった雰囲気のことです。
前者の意味で使われることが多いですが、後者の意味でも使われやすいです。
普段とは違う、独特の雰囲気などを感じるときに使っていくことが多いです。
なんだか不思議な感じがするような、そういうケースが見られたときに使っていくのが神妙という言葉です。
そんなに使用頻度は高くありません。
「霊妙」の意味
霊妙とは、人間の知恵でははかり知れないほどに優れている状況のことです。
普通に優れているだけではなく、常識的な範囲を超えた優れた部分を発揮するような場面で使われるので、実際に使用されるケースは多くありません。
また、霊妙という言葉自体あまり有名ではありませんから、そういう意味でも見聞きしづらいと言えるでしょう。
「神妙」と「霊妙」の用法や用例
「今日のあの人はいつもと違う感じがする。
なんというか、神妙な態度に見えてくるんだよね。
普段と違っておとなしいし、何か特別なことがあったのかな。」
「この選手は数十年に1人の逸材と言ってもいいレベルだろうな。
ここまで霊妙な活躍をするとは思わなかった。
本当にとんでもない宝を引き当てられた気分と言えるだろう。」
神妙と霊妙は意味が異なっている
神妙と霊妙は言葉としては似ているものの、意味は全く同じではないです。
神妙は人知では律することができない現象、おとなしくかしこまった雰囲気に対して使っていきますが、霊妙は通常の範囲を超えて優れている部分に対して使っていくのです。
したがって、両者はちゃんと見分けることができるでしょうし、区別できるポイントが存在している状況です。