誤認識は「ある事柄を間違えた内容で認識していること」。
「誤内容」と言い換えると分かりやすい。
錯誤は「ある事柄を別の事柄と取り違えて認識していること」。
「別内容」と言い換えると分かりやすい。
「誤認識」も「錯誤」も間違えたまま、それが事実と無意識に認識していることです。
例えば偽のブランドバックが安いからと飛びついたところ、偽物だったと言うことです。
「誤認識」は間違えている認識のこと
「誤認識」は事実と異なることを事実であるものとして認識していることです。
正しいことを知る必要がありますが、普通は学校教育で事実を学びます。
しかし、何等かの意図を持ち間違えたことを教えている場合も世界にはあります。
そのような場合は、事実を知る機会が制約されますから国民は思想操作をされてしまいます。
人間社会には「誤認識」が原因で犯罪も起こり、軋轢も起きてしまいます。
「錯誤」は取り違えて認識すること
「錯誤」は「誤認識」なのですが、事実と異なる考えや表示・行為をしてしまうことです。
簡単に言うと「勘違い」と言うことです。
故意ではなく無意識に気が付かないうちに行うことなので、契約などは取り消しとされます。
例えば金額や数字の誤表記、誤発注など重要なことを間違えることです。
偽物をつかまされる場合は取り消しにはなりません。
「誤認識」は「錯誤」
「誤認識」をすれば「錯誤」をしていることになります。
例えば誤った「歴史」を国が教育で教えている場合、他国から見ると「意図的な誤認識」を国民に押し付けていて、その結果、国民は大きな「錯覚」をしていることになります。
ある国の歴史教育が世界で認められている共通認識であれば問題はありませんが、異なる場合は問題なのです。
「誤認識」と「錯誤」とは
「誤認識」は誤った認識のことです。
「錯誤」は勘違い、思い違いなどで間違った認識をしてしまうことですが「錯誤」も結果として「誤認識」なのです。
事実は改訂・訂正されることがあり、それまでの認識は「誤認識」となります。
「錯誤」は勘違いなので日常的に起きている現象でもあり、歴史的なことでも起きることです。
法律では契約は重大な「錯誤」があれば取り消しが出来ます。