ひっきりなしは「絶え間がないこと、続けざまであること」。
特定の状況や現象がずっと起きている状況、終わる気配がない状況において使っていく言葉と言えます。
立て続けは「連続であること、続けざまであること」。
意味としてはひっきりなしと割と近いと言えるはずです。
しかし、使用するシーンに関してはやや違いがあります。
「ひっきりなし」の意味
ひっきりなしとは、絶え間がないこと、続けざまであることです。
何かしらの状況や現象がずっと発生し続けている、この先終わる様子がないと感じられるシーンで使っていきます。
したがって、いつかは終わるとしても、すぐには終わらないような雰囲気が感じられるのです。
いい意味で使われることも割と多いので、そこに関して特に知っておくと良いでしょう。
「立て続け」の意味
立て続けとは、連続であること、続けざまであることです。
何かの出来事などが連続で起きるようなケースで使っていくので、ひっきりなしと意味は近いです。
ただ、立て続けに関しては永遠に終わらないような、そんな雰囲気には感じないでしょう。
終わりが見えるような部分があるので、そこに関しては覚えておく必要があります。
「ひっきりなし」と「立て続け」の用法や用例
「今日はお客さんがひっきりなしにやってくるね。
それだけ大変な状況だけど、売り上げが上がるのは非常に良いことだ。
今日は一気に稼いでしまいたいものだね。」
「宝くじに当たる人って、割と立て続けに当たることがあるらしい。
世の中で宝くじを買っている人がこれだけ多くいれば、中にはそういうこともあるんだろうけどね。」
ひっきりなしと立て続けは微妙に意味が違う
ひっきりなしと立て続けは特定の出来事などが連続で起きる状況を指しています。
そういう意味では、両者は同じような意味の言葉と評価できます。
ただ、ひっきりなしは終わりが見えない状況であるのに対して、立て続けはいつかは終わりが来る状況が十分に感じられるような場面で使います。
そこでくべつをしていくと良いのです。