待ちわびるは「長く待ちすぎて、心が疲れている状態のこと」。

特定の人間などをずっと待っている状況で使っていきますけど、あまりにも長く待っているために、心が疲弊している状態を表しているのです。

待ち望むは「特定の状況が到来することを望んでいる状態のこと」。

人間を待っているだけではなく、それ以外のケースでも使用できる言葉であり、割と使用頻度は高いと言えるでしょう。

「待ちわびる」の意味

待ちわびるとは、長く待ちすぎて、心が疲れている状態のことです。

特定の人間が来るのを待っているが、なかなか来ないため、その状況に疲れてしまったケースで使います。

あまりにも長く待ちすぎると、待つこと自体に苦痛が伴いますから、そういった状況になることが実際にあるのです。

待ちわびる経験をしたことがある人は世の中に数多くいるでしょう。

「待ち望む」の意味

待ち望むとは、特定の状況が到来することを望んでいる状態のことです。

自分が望んだ状況を待っているケースで使う言葉であり、待つ対象が人間である必要がない点は特徴です。

人間に対しても使うことはできますが、そうではないケースでも使用できる点は覚えておく必要があります。

待ち望むは使用できる範囲がかなり広いのです。

「待ちわびる」と「待ち望む」の用法や用例

「遠距離恋愛だと、なかなか恋人に会えないから、常に相手を待ちわびる状態になってしまう。

とはいっても、長くその状況が続くと、いよいよ慣れが生じてくるけどね。」

「こういうゲームを作ると絶対に面白いと思うんだが、どのメーカーも制作しそうにないんだよな。

俺はずっとこういうジャンルのゲームの登場を待ち望んでいるのだが。」

待ちわびると待ち望むは対象にできるものが違う

待ちわびると待ち望むは、特定の何かを待っている状況と言えます。

その点においては共通です。

しかし、待ちわびるは基本的には人間にしか使えませんが、待ち望むは人間以外に対しても使うことができます。

だから、待ち望むの方がいろいろな場面で使用できるということです。

似たような言葉には見えるものの、違いはあるので、そこは認識しておいてほしいです。

おすすめの記事