名人は「特定の分野にて、特に優れた技量を持っている人のこと」。
ある分野においては、特に優れていると評価されている人を名人と呼びます。
真似できない技などを持っているケースで特に使うことが多いです。
達人は「特定の方面において優れた人のこと、人生を達観した人のこと」。
前者の意味で使われることがほとんどですけど、後者の意味で使用されるケースもあります。
「名人」の意味
名人とは、特定の分野にて、特に優れた技量を持っている人のことです。
ある分野においては、他人よりも明らかに優れている、特別な技を持っているといった意味で使用される言葉です。
名人という表現はかなり多くの場面で見聞きするので、馴染みは相当感じやすいと言えるでしょう。
ついつい口癖のように使っている人も実際にいるはずです。
「達人」の意味
達人とは、特定の方面において優れた人のこと、人生を達観した人のことです。
後者の意味で使用されるケースはあまり多くなく、たいていの場合には前者の意味で使用されることになります。
そして、前者の意味においては名人との差はあまりない状況と言えるでしょう。
実際、明確に区別をしながらこれらの言葉を使い分けている人はまずいないと思われます。
「名人」と「達人」の用法や用例
「あの人のけん玉の腕はまさに名人と言えるレベルだな。
世の中にはいろいろな分野で人よりも優れていると言える技を持っている人がいるものだなと思えてくるよ。」
「この人のそば打ちの技術はとんでもなく高い状況だよ。
まさに達人と言えるレベルなんじゃないかな。
その光景を見ているだけでも暇を潰せそうな、そんな気がしてくるんだ。」
名人と達人の意味の違いはほぼない
名人と達人に関しては、大きな意味の違いはほぼありません。
どちらも特定の分野で優れた技術を持っている人という意味で使っていきますから。
だから、両者を明確に区別することは困難です。
しかし、達人に関しては人生を達観した人という意味もあるので、そういった部分は一応の違いにはなります。
ただ、この意味で使用することは多くないですが。