伊豆鳥島は「東京都八丈町に属するアホウドリの繁殖地が有った島のこと。」

「伊豆諸島」と言い換えると分かりやすい。

硫黄鳥島は「沖縄に有る火山島で昔は硫黄が取れた島のこと」。

「火山島」と言い換えると分かりやすい。

伊豆鳥島は八丈島の南に位置し、その南には伊豆諸島の南端となる「そうふ岩」がそびえています。

硫黄鳥島は琉球列島に有る唯一の火山島になります。

「伊豆鳥島」は伊豆諸島の島

かつてはアホウドリの繁殖地でしたが、無分別な乱獲のため絶滅の危機に瀕した歴史があります。

全島が特別記念物になっています。

活火山として20世紀にはいっても何回も噴火を繰り返しています。

江戸時代にはジョン万次郎が漂着して生活し、アメリカの捕鯨船に救出された史実があります。

明治に入り、アホウドリの乱獲が始まり絶滅近く迄行われましたが、噴火により無人島となってしまいました。

「硫黄鳥島」は沖縄の島

「硫黄鳥島」は琉球列島の火山島です。

島には2つの火山があり、硫黄が取れるため14世紀ごろから明に献上品や貿易品として使われました。

琉球と明国との繋がりとなった貴重な歴史を持ちます。

それまでは600人ほどの人口でしたが、噴火のため久米島に移住をしています。

昭和42年には、噴火のため採掘業者も撤退し完全な無人島となりました。

「鳥島」と言う名前が付く島は多い

「鳥島」は伊豆鳥島、南鳥島、沖の鳥島、硫黄鳥島など多くあります。

伊豆の鳥島はアホウドリが多くいたことから名付けられたと推定されますが、沖縄の鳥島はなぜか分かりません。

南鳥島や沖の鳥島もなぜ鳥島と付けたのか不思議です。

間に小笠原諸島がありますから、かなり離れてもいます。

言葉から受ける感じは絶海の孤島と言うことです。

「伊豆鳥島」と「硫黄鳥島」とは

「伊豆鳥島」は伊豆諸島に含まれる島です。

単に「鳥島」でも通用するのですが、沖縄にもありますから区別をしているものと思われます。

ジョン万次郎の島と言えばピンときます。

「硫黄鳥島」は琉球列島に有る火山島です。

琉球は明と交易を硫黄でしていました。

近代まで採取されていましたが、度重なる噴火活動で無人島になりました。

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