副作用は「薬剤を服用することで起きる悪影響のこと」。
「有害作用」と言い換えると分かりやすい。
副反応は「ワクチンを接種することで起きる悪影響のこと」。
「軽度作用」と言い換えると分かりやすい。
日本では副作用と副反応と分けて考える習慣があるようです。
薬の副作用は知られたものですが、ワクチンの副反応は余り馴染みがありません。
「副作用」は薬剤
「副作用」はある薬を医師により処方され、服用するうちに生じる健康悪影響・被害のことです。
強い薬効があるものは強い副作用がある傾向にあります。
薬の認可ではこの副作用がどの程度あるかを良く調べるのです。
主な副作用としては例えば鎮痛剤では胃腸障害・アレルギーなど、抗生物質では胃腸障害・腎障害などで、薬によりさまざまになります。
「副反応」はワクチン
「副反応」は薬ではなく、ワクチンの場合に使われる言葉です。
新型コロナワクチンで問題になっています。
接種後の筋肉の痛みや発熱・体のだるさなどが主なもので数日すれば解消するものです。
このワクチンは2回接種が必要で、副反応は2回目の方が多く出る傾向にあるようです。
接種当日より次の日に現れますから。
数日は様子を見た方が良いとされています。
「怖いのは「副作用」でなく「副反応」の噂
「副作用」は医師の管理で処方されますから、不具合があれば是正できます。
ワクチンの場合はある程度の副反応はほとんどの人が経験するもので数日のうちに解消するものですが、中には重篤な例や死亡例も報告されています。
それはごく限られたケースなのですが、それを以って接種をためらう人もかなり出ています。
噂が広がり、不安感を持つ人もいるのです。
「副作用」と「副反応」とは
「副作用」は薬の場合のことで、どのような薬にも副作用は存在します。
薬を処方されると医師や薬剤師などから副作用の説明が必ずありますから、そのような症状が出たならばすぐに改善してもらえます。
「副反応」はワクチンの場合です。
ワクチンの種類によりますが、病原菌を無害化するか抗体を作れるものを体内に入れるかなどをするわけで、副反応は少なからずあるものです。