ヨーロッパは「概ねユーラシア大陸の西に位置する国々のこと。」
「欧州」と言い換えると分かりやすい。
EUは「欧州連合のことで統一通貨ユーロを持つ統合体のこと」。
「ユーロ」と言い換えると分かりやすい。
ヨーロッパは世界を征服した歴史がある国々がある地域で、世界をけん引してきた地域と言え、政治・文化・歴史の中心地であったのです。
現在はEUとしてまとまっているのですが、非加盟国やイギリスの脱退があり一枚岩ではありません。
「ヨーロッパ」は世界の中心地
「ヨーロッパ」はかつて世界の中心地であったのです。
イギリス・オランダ・スペイン・ポルトガル・フランス諸国は世界に進出して植民地化を進めた経緯があります。
現在では植民地は独立をしていますが、いまだに言語・文化・宗教の影響が残っています。
ヨーロッパの定義はいろいろで、トルコなどアジアの一部も含む場合がありますが、おおむねユーラシア大陸の西の半島が中心となります。
「EU」は統合体
「EU」はヨーロッパ連合・欧州連合などと呼ばれているヨーロッパ諸国の統合体です。
バラバラの通貨をユーロに統一すること、国境検問が廃止されること、関税が無く経済が自由になること、統一化により世界に対抗出来る勢力となることなどの利点があり、纏まりました。
発足当時は6か国であったのが今や大半の国が参加をしています。
しかし、近年のイギリス離脱問題は難民受け入れ問題などで結束にひびが入る事態となっています。
「ヨーロッパ」の中のスイスは「EU」に加盟しない国
スイスは「EU」に加盟しない国として際立っている存在です。
周辺国はすべて加盟しているのにスイスは依然として独立国を維持しています。
通貨もスイスフランのままです。
かつて加入の動きはあったのですが、国民総投票制を採用していることで否決が何回も繰り返されてきた経緯があります。
生活水準の高さから、他国とは違うという国民性がそのようにさせているものと思われます。
「ヨーロッパ」と「EU」とは
「ヨーロッパ」はユーラシア大陸の西に位置する諸国ですが、かつては世界を植民地にした経緯があります。
政治・文化・宗教などの中心として君臨して来ました。
近年は存在感が薄れていたため、統合してEUとして一大勢力になっています。
「EU」はその一大勢力のことです。
通貨統合・通関廃止・経済協力などをするのですが、それぞれの国は独立性を保っているのです。
しかし、一国の自由意志が制約される難点もあり、イギリス離脱が起きているのです。