処置は「物事に対しての判断を下して、その取り扱いをしていくこと」。
何らかの取り扱いをしないといけないシーンで、判断を下したうえでそれを実行する状況を指しています。
措置は「物事の解決のために、取りはからうこと」。
解決しないといけない問題に際して、何らかの取り計らいを必要とするシーンで使っていく言葉と言えます。
「処置」の意味
処置とは、物事に対しての判断を下して、その取り扱いをしていくことです。
取り扱いを必要とするようなシーンで、まずその取扱いに関する判断をしていくことになります。
そこが重要と言えるのです。
処置に関しては、処理などの言葉に似ているため、必ずしも頻繁に使われるとは言えませんが、定期的に見聞きする可能性があります。
「措置」の意味
措置とは、物事の解決のために、取りはからうことです。
意味は処置に近いです。
したがって、処置と同じような場面で使用することは可能と言えるでしょう。
しかし、措置に関しても、意味が似たような言葉は他にいくつかあるため、必ずしも措置という言葉が頻繁に使われるとは言えません。
だから、見聞きする機会は多くないでしょう。
「処置」と「措置」の用法や用例
「この患者は重傷を負っている。
したがって、すぐに適切な処置をしないといけない。
ケガの箇所や状態を細かくチェックして、すぐに処置に当たるように。」
「不況が長引いているせいで、生活に困窮している家庭がかなり増えているみたいだな。
これは彼らを救うための何らかの措置が必要なんじゃないか。
政府はそこを真面目に考えるべきだ。」
処置と措置は同じような場面で使っていく言葉
処置と措置に関しては、意味はさほどかわりません。
したがって、両方は同じような場面で使用することが可能と言えます。
ただ、処置も措置も代替可能な言葉がいくつかあるので、こういった言葉以外のものが使われるケースも多くあります。
だから、そこまで頻繁に見聞きするかと言われると、そうとも言い切れない側面があるのです。