確定は「しっかりと決まること」。
特定の状況に定まるという意味があり、決まる状況そのものを指しているところに特徴があります。
確実は「ある事柄に関して、間違いではないこと」。
特定の事柄が間違っていない、正しいと言えるようなシーンで使っていきます。
したがって、確実は正しいという状態を表していると言えるでしょう。
「確定」の意味
確定とは、しっかりと決まることです。
特定の状況に決まることそのものを指しているので、状況の変化を示した言葉と言えるでしょう。
何かしらの内容に決まるということは、以前は違う内容を持っていたのに、決まった後はそれまでとは違った内容を持つに至ったと言えるはずです。
そういう部分を表す言葉が確定になるのでしょう。
「確実」の意味
確実とは、ある事柄に関して間違いではないことです。
特定の事柄が正しいか、間違っているかに関して、正しいと言えるようなケースで確実という言葉を使っていきます。
間違いであるケースでは、その都度間違いという言葉を添えながら確実を使うことになるでしょう。
つまり、確実は状態の変化は表しておらず、特定の状態そのものを示しているのです。
「確定」と「確実」の用法や用例
「最新の報道によると、あの政治家に関する一連の報道は正しかったことが確定したみたいだ。
今まではずっと疑惑という状況だったが、事実はそういうことだったみたいね。」
「今から行ってももうスーパーは閉まっているのは確実だろうな。
徒歩で片道で15分かかるが、閉店時間まであと10分もないし。
今日の買い物は諦めた方が良いか。」
確定と確実の違いは非常に微妙
確定と確実はどちらも確かであるという意味になります。
ただ、確定は状態が変化したこと、ある内容から別の内容に変わったことを示していますが、確実は特定の状態そのものを示しているので、状態の変化は関係ありません。
したがって、そういった部分で違いが生じていると言えるので、区別をしようと思えばできる状況と評価できます。