目立たないは「遠目ではほとんど見えないぐらい小さなもののこと。」

「認識不能」と言い換えると分かりやすい。

目に付かないは「近場でも認識が出来ないもののこと」。

「認識不可」と言い換えると分かりやすい。

大きなものは目に入り気が付くのですが、小さなものは少し遠くになると認識が難しくなります。

隠れたようにあるものはすぐ近くによっても気が付かないものです。

「目立たない」は小さくて地味な存在のこと。

「目立たない」はものならば小さくて地味なもので、人でしたら地味でおとなしい性格のことです。

例えば「そのような地味な目立たない看板を出してもお客は入らない」「この書道の作品は恥ずかしいので目立たない場所に掲示ください」「あなたのようにおとなしくて、目立たない人は女性にもてませんよ」「あの人は目立たないが、縁の下の力持ちです」などと使います。

「目に付かない」は視界に入らないこと

「目に付かない」はとにかく視界にないために、認識が出来ないことです。
遠目は勿論のこと、近くに来ても目に入らない訳であること自体認識が出来ないことです。

物に隠れていることや、わざと隠すようにおいた場合はどうし様もありません。

例えば「なるべく人目に付かないように出かけてください」「大切なものは目に付かない場所に隠すのが一番です」などと使います。

「目立たない」は地味なこと、「目に付かない」は見えないこと

「目立たない」は目に見えるのですが、ハッキリとは認識しないことです。
印象に残らないとも言えます。

「目に付かない」は目で見ていないために認識が出来ないことです。

両方とも、印象が薄いか無いことになります。

反対は「目立つ」「目に付く」ですから、その差は大きいものがあります。

「目立たない服装より目立つ方が良い」「目に付かない看板より目に付く方が良い」となり、これらの言葉は消極的なものに感じます。

「目立たない」「目に付かない」

「目立たない」はものでは地味で小さい存在のため、遠目では認識が出来ません。

人ではおとなしは出ない性格のため損をすることが多いようです。

「目に付かない」は見えないために認識が出来ないことです。

意図的に隠す場合がありますが、概して「目に付かない」ことは「目に付かない」と同様に相当マイナスな印象があります。

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