大器晩成は「本当の大物は若い頃は目立たず、大人になってから徐々に頭角を現して、最終的に大成すること」。
あくまでも大成するまでに時間がかかるという意味であり、若い頃は大したことなくても問題ないという意味があります。
スロースターターは「出足が遅いこと」。
時間が経てば高い能力を発揮するという意味の言葉になります。
「大器晩成」の意味
大器晩成とは、本当の大物は若い頃は目立たず、大人になってから徐々に頭角を現して、最終的に大成するということです。
したがって、若いうちは大したことがない状況であっても問題ない、本当に優れた人物が頭角を現すのはこれからだからという意味になるのです。
世の中には大器晩成に該当するケースは恐らく存在するはずで、十分に現実味がある言葉です。
「スロースターター」の意味
スロースターターとは、出足が遅いことです。
最初は能力を発揮しづらいとしても、徐々に高い能力を発揮していく状況を表しています。
したがって、一般的には徐々に調子を上げていくような人物に対して使われることが多く、例えば野球においては立ち上がりが悪い投手に対して使用されるシーンが目立つのです。
使用される機会は多くなく、かつ限定的です。
「大器晩成」と「スロースターター」の用法や用例
「世の中には大器晩成と言えるような存在が現実的にいる。
結果的に大物になった人物の中には、若い頃にはパッとしなかった人たちが実際にいるのだから。」
「この投手は毎回初回に失点をするが、その後徐々に調子を上げて、0点に抑え続けることが多い。
つまり、完全にスロースターターという言い方ができる状況ではないかな。」
大器晩成とスロースターターは意味は似ている
大器晩成とスロースターターについては意味は似ています。
どちらも当初と比べて後の方が高い能力を発揮する状況を示しています。
ただ、大器晩成は人生スパンで語るものであり、長期的な視点で見ていきます。
しかし、スロースターターは野球の1試合のように、相対的に短い期間で語る際に使われるので、そこで違いを認識できるでしょう。