未明は「夜がすっきりと明けきらないような時間帯のこと」。
夜明けを迎える前の時間帯を指しており、まだ全体的に暗い頃という言い方が可能でしょう。
明け方は「夜が明けようとする頃のこと」。
夜が明けようとする時間帯を指しているので、まだ全体的に暗い状況であり、少しずつこれから明るくなっていく様子を示しています。
「未明」の意味
未明とは、夜がすっきりと明けきらないような時間帯のことです。
したがって、空の状態に関してはまだ暗いままとなっていると言えます。
これから時間が経てば徐々に明るくなっていくはずではあるものの、現状では暗いままという状況であり、未明に関しては全体的にまだ夜である、深夜であるという表現になってしまうのでしょう。
「明け方」の意味
明け方とは、夜が明けようとする頃のことです。
夜が明けようとする時間帯であるため、まだ夜は明けていません。
したがって、空は全体的に暗い状況になっており、未明と同じような光景に見えるでしょう。
これから時間が経てば徐々に空が明るくなってくるはずですが、まだ夜や深夜という言い方もできそうなシーンに思えてくるはずです。
「未明」と「明け方」の用法や用例
「今日の未明に近所で交通事故があったらしい。
まだ暗い時間帯だったから、そこがもしかしたら原因の1つかもしれない。
夜に出歩くとき、車を運転するときには気を付けないとね。」
「今日は明け方に目が覚めてしまった。
もう1度寝ようと思ったけど、寝られなかったので、仕方ないからそのままずっと起きることに決めたよ。」
未明よりも明け方の方が夜明けに近い
未明と明け方に関しては、どちらも夜明けを迎える前の時間帯であり、空は暗い状況と言えるでしょう。
しかし、どちらかと言えば明け方の方が夜明けに近く、時間帯としては進んでいる状況のため、空が明るくなってくるまでの時間は短いと言えます。
そういう微妙な違いではありますけど、未明と明け方については区別をすることが可能です。